こんにちは。
9月6日未明に起きた北海道胆振(いぶり)地方を震源とする最大震度7の地震で41人の方が亡くなられるという痛ましい出来事が起こりました。
重軽傷者は10日23時57分時点で分かっているだけで650人以上と言われています。
道内のほとんどの公立学校も一時休校する事態になっていましたが、10日になって再開され、休校は1割弱になったとのことです。
今回はこの地震により北海道全土が停電するといる事態に陥り、いろいろな方面で影響が出ています。
その一部を、題して
「北海道地震震度7で牛乳やサンマの出荷に影響!全土停電の理由は?」としてご紹介させていただきます。
北海道地震震度7で牛乳やサンマの出荷に影響が出ている
実際に出荷に影響が出ているのは牛乳やサンマだけでななく、野菜などにも影響が出ており、私たちの食卓にも少なからず影響が及んでいます。
どうして、北海道地震震度7でこんな影響が出てくるのでしょうか?
それは、最大の理由として全土における停電があります。
停電することにより出る影響
●乳製品・・・北海道は全国の生乳生産量の5割弱を占めていますが、停電により搾乳ができなくなったり、交通が寸断されたため、出荷することができなくなったため。
●サンマ・・・停電により水揚げされていた物が出荷に支障をきたしたため。
●じゃがいも・・・この商品も一大産地で今まで、関西や中四国の卸売市場へ出荷していたが、貯蔵倉庫が崩れたりして、ベストな保管状態が確保できないため。
幸いにも今はほとんどの所で停電はなくなりましたが、当時の被害により商品に大きな影響が出てしまっているようですね。
東京・築地市場では地震の前の卸値が1キロ756円のサンマが、地震による停電で出荷に影響が出た後の11日には1512円と約2倍にもなっていました。
消費者にとっても楽しみにしていた新物のサンマが倍の値段というのは苦しいですね。
土砂も崩れたりして交通の便も完全復旧とはいっていないようですので、まだまだ本土への出荷には影響が出るのではないでしょうか。
残念ですね。
地震によりどうして北海道全土が停電の理由について
理由そのものは簡単でした。
北海道最大の火力発電所がダメージを受けたために需給のバランスが崩れてその影響がほかの発電所にも及び、一気にドミノ倒しのように発電所が止まってしまったということです。
災害に関して後からいつも発せられるのは「極めてレアなケース」という言葉。
確かに被害想定をはるかに拡大して準備をするというのは予算的にも困難だとは思います。
でも、豪雨による土砂災害の問題にしても整備が追い付いていない、ということも理由のひとつにあげられるのではないでしょうか。
危ないと言われていながら指定されていなかった土砂災害の危険区域。
国や県だけの問題ではないと思いますが、しっかりと考えていかなければいけないと思います。
電気はためることができないので、発電所で必要な分だけを細かく調整して供給しているといわれています。
ですが、ひとたび需要と供給のバランスが崩れると装置の故障やシステムに異常を起こしやすくなるため、電力の供給を自動的に遮断する仕組みになっているそうです。理論的には納得できますね。
自分の家ではガスを使ってでお湯を張っているのですが、自動になっていなかった時に寝てしまったことがあり、1時間ほど出しっ放しになったところ、ガスが自動的に遮断してしまって、使えなくなり解除の操作が必要になったことがありますので、便利な機能ではあります。これは電気の機械にも当てはまりますね。
ですが、便利な機能も時と場合によっては、紙一重ということですね。
不幸中の幸いなのは、これが、地震が冬ではなかったということだと思います。
北海道の場合、地震が真冬に起きていれば北海道全土の停電による被害はさらに大きくなっていたのではないでしょうか。
まとめ
北海道地域での震度7という極めて予想外の地域での地震の発生。
これは、東南海地震が何時おきてもおかしくないと言われていますが、
東南海に限らず、いつ、どこの地域で起きてもおかしくないと思うようになってきました。
ニュースを見ていても北海道民の方は「まさか北海道で」という気持ちがあったのが見受けられます。
国や県や市だけに責任を押し付けるのではなく、自分たちも災害時の備えをしていかなければならないな、と考えさせられました。
最後になりましたが、被害に遭われた北海道民の皆様の一日も早い復旧をお祈りいたします。
今回は
「北海道地震震度7で牛乳やサンマの出荷に影響!全土停電の理由は?」ということでご紹介させていただきました。
最後までお読みいただきありがとうございました。